平成30年度WAM助成事業


平成29年度手がけた「居場所と連携した家族介護者等支援事業」は当法人の会員である介護事業者が相次いで閉鎖したことから、介護人材不足を実感し、厚生労働省が推進している「地域包括ケアシステム」の生活支援・介護予防の担い手を確保するというイメージを持って企画・実施しました。

予想を超える50名の受講があり、一定の評価を得られたと感じています。すでに地域活動している人(町内会、老人会、ボランティア団体等)はもちろんのこと、あまり活動経験がなかった方たちにもご参加いただくことができました。

「在宅介護の基礎講座」は、まずは家族や自分の将来をしっかり考えるという「入口」の役割を果たせたのではないかと考えています。

報告会アンケートでは「講座に参加してみたい」という回答や、受講者からレベルアップ講座開催の要望もあり、単年度では関心層を拾い切れていないという認識を持ち、再度の実施を決断しました。

昨年度好評だった「在宅介護のための基礎講座」をほぼ同じカリキュラムで実施し、昨年度受講修了した方のために、レベルアップ講座(実践講座)も合わせて実施します。

また、居場所から発展的に生まれた助け合いに着目し、活動を取材、マニュアルにまとめてみたいと考えています。  これからの地域での新しい助け合いの形を模索します。